Last Update 2012.10.30

音楽活動の再開

 相当期間の潜伏を経て、再び音楽の世界に戻って参りました!

 振り返ってみると、旧サーバー(2代前)で活動していたのは2004年までだったと思います。あの頃は毎日のようにMIDIを作り、ストックを溜めつつサイトも更新していたような気がします。しかし、気が付けば別のことに興味を持ち、すっかりMIDIの世界から遠のいていました。その間は全くといって言いほどサイトの更新を行わず、諸事情で2回ほどサーバーを移転してはいるものの、実質的に内容が増えることはほとんどありませんでした。

 ですが、人の心は移りゆくもの。ふとした拍子にMIDIの世界に戻ろうかなと思うようになりました。理屈では言い表しえない何かがそこにあったのです。再開するに際し、そもそもPCがかなりガタ来ていましたし、一部で機材の不具合もあったことから、環境も一度リセットしようと思いました。慣れないものと格闘しながら曲を制作する日々のスタートです。

M3への参戦「え18a」

 あることがきっかけで、M3という音楽専門の同人即売会なるものを知りました。遥か昔、夏の祭典と冬の祭典に、売り子等の形で参加したことがあり、折角音楽の世界に戻るのであれば、一度主体的に参加してみたい…そう思うことに不自然さはないと信じています。

 ということで、M3へサークルの申込みをしました。そして、当選しました。え18aです。

 内容ですが、『ゼノサーガエピソードTのオルゴールアレンジ』です! クロノクロスに出会って以来、光田音楽に酔いしれており、それは未だ続いています。そして、新しい(慣れない)環境でも精一杯心を込めて提供できるもの…それがオルゴールです。そして、私のオルゴール作成にはこだわりがあります。

1.低音域を可能な限り使わない
2.同時発音は原則として最大4音まで
3.エフェクトなどはなるべくシンプルに

 巷には多くのオルゴールアレンジが存在しています。それらを否定するつもりは当然ありませんが、私はこのこだわりを相当以前から持っていましたし、曲げるつもりもありません。人によっては『物足りない』と感じる方もおられるとは思いますが、私の信念でもあるので、その点はご容赦ください。

作品名称 : Xenosaga Episode I Music Box Arrangement
演奏時間 : 26分49秒
商品形態 : CD-DA音楽CD(CD-R)
頒布価格 : 500円

CDの内容とライナーノーツ

表紙
ジャケットイメージ

裏面
ジャケットイメージ

  • 1. 温もり (2'04)
  • 2. 虚無の浜辺 (3'29)
  • 3. 心を閉ざした少女 (2'04)
  • 4. Nephilim (3'02)
  • 5. 哀しみ (3'23)
  • 6. Last Battle (2'40)
  • 7. Pain (3'19)
  • 8. Escape (2'29)
  • 9. Shion〜想い (1'16)
  • 10. World to be Born (3'05)

【ライナーノーツ】

 全体を通して音が小さいのは、意図的です。実際のオルゴールを手にされた方はお解りかと思いますが、置く場所をよほど考えて反響よくさせないと、小さいものですよね。そういう狙いがありました。聴いているうちに眠ってしまうような、そんな雰囲気を出せるよう配慮してあります。危険なので運転中は聴かないでください(笑)
 なお、手焼きのため、注意を払ってはおりますが、万が一音飛び等の不良がございましたら、【メールフォーム】よりご連絡ください。また、通販は予定しておりません。

1.温もり
 曲がなかなか始まらないので「?」と思われた方は多いかと思います。上に記載してあるとおり、制作環境が変わったため、音質劣化を防ぎつつ頭をちょん切る方法が見出せませんでした(リアルが予期せぬ多忙さに見舞われてしまった所為です)。次からはこのような長ブランクにならないよう現在悪戦苦闘しております。
 内容ですが、原曲がピアノということもあり、ほぼそのままに近い形となっております。もちろん、オクターブ調整やある程度の音抜きはしていますが、タイトルにあるような温かみを感じていただける仕上がりになっています。

2.虚無の浜辺
 中佐…というイメージが真っ先に浮かんでしまうのは私だけでしょうか(笑)
 無力さや諦観といった雰囲気が滲み出るこの曲は、最初制作する予定がありませんでした。しかし、原曲を何度か聴いているうちにどうしてもトラックに組み込みたくなり、どうすれば構成を含め壊さないようにできるか悩みました。悪戦苦闘の末、本作品が完成しましたが、納得しております。厭くまで個人的ではありますが(笑)

3.心を閉ざした少女
 この曲も中佐のイメージが…実は私は中佐LOVEだったのではないかなんて思いながら作りました(笑)
 原曲がピアノの為、ほぼそのままの形とはなっていおり、雰囲気そのままにオルゴールにすることができました。

4.Nephilim
 私の中でのイメージは、エンセフェロンダイブのとき、シオンが初めてネピリムと対話した時のものとなります。この物悲しく淋しげな曲はオルゴールにぴったりだろうと思い、比較的早い段階から着手しました。
 ところが、2ループ目からの音の配置に悩み、なかなか決定させられませんでした。そういう意味では難産だったと言えます。

5.哀しみ
 モモちゃんですよね(笑)
 天の車で流れるシーンを意識しながら作りました。原曲は弦楽器主体でかなり低音もありますが、そのままオルゴールの音として乗せてしまうと、オルゴールっぽさが抜けてしまいます。どのようにオクターブ配置するのかが腕の見せ所だ! と意気込みました。弦楽器がオルゴールになるとこうなるのか〜というものをお楽しみください。

6.Last Battle
 ラスボス戦に流れる曲じゃないだろ! なんてゲームをやりながら思っていました(笑)
 この曲も弦楽器メインですが、哀しみとは違い、私の中ではすぐにオルゴールアレンジするとどうなるのか頭の中を流れたため、すぐに取り掛かり、イメージ通りに仕上げることができました。ただ、主旋律はどうしてもこの高さじゃないとダメだとイメージが訴えかけてくるので、マイルールを破ることになってしまったのですが。
 オルゴールにしたことによって、ますますラスボス戦っぽくなくなりましたよね(笑)

7.Pain
 言わずと知れた名曲ですよね。
 原曲よりも、ピアノアレンジされている方を参考に作りました。もちろん、そのままではなく、原曲の音の流れを汲みつつです。少々高い音を使いすぎてしまったのですが、オクターブ下げてしまうと埋もれてしまいますし、楽曲のイメージではこの位置だろうと何度も確認しました。

8.Escape
 まさかこの曲がオルゴールに!? なんて思われた方は多いのではないでしょうか。しかし、私はこの曲を収録する気満々でした(笑)
 クロスフェードデモでは中盤から終盤にかけてを使っていたため、出だしの音が少なくて淋しいんじゃない? と感じるかもしれませんが、徐々に盛り上がっていくこの曲ならではの出だしにしました。
 曲の順番ですが、作中に沿う形にしたいと思ったため、この配置となりました。

9.Shion〜想い
 全体を通してのテーマ的位置づけにある楽曲です。無理に捻ろうとはせず、ひたすら素直に打ち込むことを心がけました。このシンプルさは、ゼノギアスの「遠い約束」を彷彿とするものがあるのではないでしょうか。

10.World to be Born
 いわゆる隠しトラックです(JASRACへはこの曲も申請しています)。
 私はオルゴールだけしか能がないわけじゃないんだぞ! という主張ではありますが、本サイトで既に公開している曲だったりします。
 このような素晴らしい楽曲が実はゲームでは没になっていますが、個人的にはありえない…だからこそ、この作品の隠しトラックに入れようと決意しました。

 以下がクロスフェードデモになります。

 とても人見知りで、不器用な人間の為、会場ではぎこちなかったと思いますが、このCDを手に取ってくださいありがとうございます。
 非常に有難いことに「エピソード2以降を作られる予定はあるのですか?」という質問をいくつか頂きました。その時にもお話しさせていただいたのですが、次にサークル参加するときも、再びゼノサーガのアレンジを予定しております。今回はエピソード1だけでしたが、次も同じなんてこと…普通は考えられませんよね? じゃあどうなるの? それは次のお楽しみです!